オカリナの家
庭と散歩道の境界を曖昧にし、身近な存在にする事でまるで散歩道までもが自分の家の庭であるかの様に錯覚をしてしまう、そんな構成となっています。
内部は、限られた面積が最大限伸びやかに感じられるように、居場所と居場所を必要に応じて分けながらも、空間としての繋がりがひとつになるように意識しました。予算も限られていたため、外壁には杉板を使用し、メンテナンスのし易い作りとしました。
ご主人様はオカリナ、奥様は大好きな土いじりとお菓子作り、濡れ縁デッキで友達と談笑しながら一日をゆったりと過ごす。大きすぎず小さすぎない、二人にとって最高にちょうどいい平屋が完成しました。