はじまりの家
市街地につくられたアンティ-クとモダンなデザインがいい塩梅で調和するカフェのような“はじまりの家”。
両隣を住宅に窮屈に挟まれながらも、この場所だけはこの空間だけは、自分の“大好き”がこれでもかと満ち溢れている。
無垢の玄関扉から天井の低い小さめのホールを介して広いLDKに入る。そこには施主がせっせと集めた古いテーブルや家具、アイアン作家の手作りのランプシェイド、セルフでつくった布のカーテン…家だけでなく小物・雑貨すべてに手仕事の跡が感じとれる見ているだけで心が安らぐ不思議な魅力が溢れている。
この家は、内外装を無垢と白洲で造り込んだ質の高い家ということなど二の次になってしまうくらい自然で個性的。
そして「家づくりは私たち工務店の竣工が終わりではない」ことをあたりまえのように教えてくれる…
この家の暮らしはまだはじまったばかり、家族がこれから楽しくわくわくできる暮らしの場へと施主自らがコツコツと足していく、そんないつまでも終わることのない“はじまりの家”です。
数年後には、また違った“大好き”が家じゅうに溢れていることでしょう。